家族のケアが緊急に必要な労働者は、年間最大10日の家族ケア休暇を申請できます。入社から6か月未満でも対象です。長期の介護には、家族ケア休職や労働時間の短縮を検討してください。
この記事の期間と上限は、2026年9月18日施行の法令に基づいています。
家族ケア休暇・休職・労働時間短縮の比較
1日単位で休むなら、まず家族ケア休暇を検討してください。長期の介護には家族ケア休職が適している場合があります。働きながらケアを続けるなら、労働時間の短縮と比較してみてください。
| 区分 | 家族ケア休暇 | 家族ケア休職 | 家族のケアなどのための労働時間短縮 |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 緊急の家族のケア・子どもの養育 | 家族の病気・事故・高齢によるケア | 家族のケア・本人の健康・退職準備・学業 |
| 基本的な上限 | 年間最大10日 | 年間最大90日 | 1年以内 |
| 利用方法 | 1日単位 | 分割する場合は1回につき30日以上 | 短縮後は週15~30時間勤務 |
| 勤続6か月未満 | 申請可能 | 法定の承認義務の例外に該当 | 法定の承認義務の例外に該当 |
| 賃金 | 法律上の有給義務なし | 法律上の有給義務なし | 労働時間に比例した調整が可能 |
| 申請先 | 事業主 | 事業主 | 事業主 |
休暇の10日を休職の90日に足して、100日と計算してはいけません。家族ケア休暇を使った日数は、家族ケア休職の上限に含まれます。会社が定める追加の休暇は、別途規定を確認してください。
ただし、家族ケア休暇の期間は家族ケア休職の期間に含まれます。
「男女雇用平等と仕事・家庭の両立支援に関する法律」第22条の2第4項第2号の文言です。国家法令情報センターの該当条文で確認できます。
家族介護休暇は年に最大10日取得でき、申請書は勤務先に提出します。
家族ケア休暇の対象者と利用事由
家族の病気・事故・高齢や子どもの養育で緊急にケアが必要な場合、申請できます。対象となる家族は法律で定められています。以下の範囲に含まれない家族については、会社の別途休暇規定を確認してください。
- 祖父母と父母
- 配偶者と配偶者の父母
- 子どもと孫
兄弟姉妹は、この法律の家族ケア休暇の対象に含まれません。本人が病気の場合も、家族ケア休暇の事由とは区別します。本人の健康のための労働時間短縮は、別途検討できます。
入学式・通院の付き添い・長期休暇にも使えますか?
子どもの学校行事やケアの空白期間も、申請事由になり得ます。急に発生した病気だけに限られる制度ではありません。雇用労働部は、学校行事への参加や長期休暇中のケアなどを案内しています。
| 状況 | 判断基準 |
|---|---|
| 親の通院への付き添い | 病気・事故・高齢によって緊急のケアが必要か確認 |
| 子どもの入学式・卒業式・保護者面談 | 雇用労働部が認める子どもの養育の事例 |
| 子どもの長期休暇・学校の休校 | 実際にケアの空白が生じているか確認 |
| 幼稚園の卒園後、小学校入学前 | ケアの空白によって緊急の養育が必要か確認 |
| 家族旅行・個別の体験活動 | 緊急の子どものケアの事由とは見なしにくい |
行事名だけを書くより、ケアが必要な状況も併せて説明してください。学校からのお知らせや診療予定を用意すると、確認に役立ちます。認められる事例は雇用労働部の家族ケア休暇に関する相談回答で確認できます。
祖父母・孫のケアに関する追加条件
祖父母や孫をケアする場合は、ほかの直系家族の状況も確認します。祖父母については、子どもなどの直系卑属が該当します。孫については、父母などの直系尊属が該当します。
そうした家族がいる場合は、法定の承認義務の例外に該当することがあります。ただし、その家族が病気・高齢・障害・未成年のためにケアするのが難しい場合は、例外の扱いが変わります。申請した労働者がケアしなければならない状況なら、休暇を認めなければなりません。
入社して間もなくても申請できますか?
家族ケア休暇は、継続勤務期間が6か月未満でも申請できます。休職の勤続条件を休暇に当てはめてはいけません。雇用労働部も、両制度の違いを明示しています。
家族ケア休職では、開始予定日の前日までの継続勤務期間を確認します。その期間が6か月未満なら、会社が認めないことがあります。勤続1年を必ず満たす必要があるという説明は、現行の基準とは異なります。
労働時間短縮にも、継続勤務期間が6か月未満の場合の承認義務の例外があります。勤続期間の条件を満たしていても、ほかの例外事由は別途確認します。休暇の勤続基準は雇用労働部ソウル南部支庁の案内で説明されています。
申請方法と証明書類
申請書は会社に提出し、政府の支援金申請とは区別します。家族ケア休暇は電子文書でも申請できます。社内の様式がある場合は、法律で定められた記載事項が含まれているか確認してください。
- 必要な制度を選んでください。 1日単位の休暇か、長期の休職かを先に決めます。
- 残りの利用可能期間を確認してください。 同じ年に使った家族ケア休暇と休職を併せて確認します。
- 申請書類を提出してください。 利用日とケアの対象となる家族の情報を記入します。
- 事由の確認に必要な書類を相談してください。 会社に必要な項目と提出時期を確認します。
- 申請記録と会社の回答を保管してください。 承認された期間と給与の取り扱いも確認します。
| 制度 | 申請書類の主な記載事項 | 申請時期 |
|---|---|---|
| 家族ケア休暇 | 利用日、家族の氏名・生年月日、申請日、申請者 | 法令上、一律の事前申請日数の規定なし |
| 家族ケア休職 | 家族の情報、ケアの事由、開始日・終了日、申請日、申請者 | 原則として開始予定日の30日前まで |
| 労働時間短縮 | 申請事由、開始日・終了日、出退勤時刻、申請日、申請者 | 原則として開始予定日の30日前まで |
休暇に、休職の「30日前までに申請」という規定をそのまま適用することはできません。緊急の場合は会社に速やかに知らせてください。申請書類も併せて残しておくとよいでしょう。
休職の申請が遅れても、申請する権利がすぐになくなるわけではありません。会社は申請日から30日以内の日を開始日に指定して、認めなければなりません。ただし、法定の承認義務の例外に当たるかは別途判断します。
診断書は必ず必要ですか?
家族ケア休暇について、法律で定められた申請事項に診断書が一律に含まれるわけではありません。休職には、必要性を確認する書類を求められるという規定があります。労働時間短縮でも、事由を証明する書類を求められます。
| 確認する内容 | 用意を検討する書類の例 |
|---|---|
| ケアの対象者との家族関係 | 家族関係証明書など、関係を確認できる資料 |
| 病気・入院によるケア | 診療確認書、入退院確認書など |
| 学校行事・ケアの空白 | 学校からのお知らせ、行事の案内、休校のお知らせなど |
| ほかの家族がケアできない事情 | その事情を確認できる資料 |
上記の書類をすべての申請者が全部提出する必要はありません。事由に合った確認資料について、会社と相談してください。申請規定は雇用労働部の書類に関する相談回答でも確認できます。
会社が拒否できる条件
休暇・休職・労働時間短縮では、承認義務の例外がそれぞれ異なります。代替要員がいないという理由を、すべての制度に当てはめることはできません。特に家族ケア休暇では、拒否と時期の変更を区別する必要があります。
| 事由 | 家族ケア休暇 | 家族ケア休職 | 労働時間短縮 |
|---|---|---|---|
| 継続勤務期間が6か月未満 | これを理由とする承認義務の例外なし | 承認義務の例外 | 承認義務の例外 |
| ほかの家族がケアできる | 祖父母・孫に関する別途の例外 | 家族関係とケアの可能性による例外 | 独立した承認義務の例外として列挙されていない |
| 代替要員を採用できない | 一般的な承認義務の例外ではない | 法定の採用努力要件を満たす場合は例外 | 法定の採用努力要件を満たす場合は例外 |
| 事業の運営に重大な支障がある | 労働者と相談して時期を変更可能 | 事業主が証明すれば例外 | 法定要件を事業主が証明すれば例外 |
| 前回の短縮終了から2年未満 | 該当なし | 該当なし | 承認義務の例外 |
代替要員に関する例外には、職業安定機関への求人申請が必要です。原則として14日以上、採用に努めなければなりません。正当な理由なく、紹介された人の採用を2回以上拒否した場合は除外されます。
休職を認めない会社は、理由を書面で知らせなければなりません。出退勤時刻の調整など、代替支援措置にも努めなければなりません。労働時間短縮を拒否する際は、書面での通知と代案についての協議が必要です。
休暇と休職の例外は施行令第16条の3に規定されています。労働時間短縮の例外は施行令第16条の8で確認してください。