住居安定プランは、2030年までに公的住宅118万8,000戸の供給を進める計画です。中間所得層向けの普遍型公共賃貸も導入します。ただし、所得の上限と家賃については、今後の発表を確認する必要があります。
供給戸数は、国土交通部の2026年9月21日の発表に基づいています。
住居安定プランの供給規模
2026~2030年の全国の供給目標は118万8,000戸です。発表で使われた約119万戸は、これを四捨五入した数字です。首都圏には91万7,000戸を割り当てました。
公的住宅は、今回の計画に含まれる公共分譲住宅と賃貸住宅の合計です。公共機関が運営する賃貸住宅だけを指すわけではありません。民間が供給・運営する公的支援付き民間賃貸も含まれます。
| 供給の種類 | 2026~2030年の目標 | 供給方法 |
|---|---|---|
| 公共分譲 | 24万3,000戸 | 公共部門が供給する住宅を分譲 |
| 建設型賃貸 | 35万戸 | 公共部門が住宅を建てて賃貸 |
| 買い取り型賃貸 | 31万3,000戸 | 公共部門が新築または既存の住宅を買い取って賃貸 |
| チョンセ型賃貸 | 23万戸 | 公共部門が家主とチョンセ契約を結び、入居者に転貸 |
| 公的支援付き民間賃貸 | 5万2,000戸 | 公的支援を受けた民間事業者が賃貸 |
| 合計 | 118万8,000戸 | 種類ごとに供給段階が異なる計画戸数 |
建設型・買い取り型・チョンセ型賃貸を合わせた公共賃貸の目標は89万3,000戸です。公共分譲は24万3,000戸ではなく、24万3,000戸です。種類別の数字は、国土交通部の詳細計画にある供給表に従っています。(確認値:2026~2030年の建設型賃貸35万戸、買い取り型賃貸31万3,000戸、チョンセ型賃貸23万戸、公的支援付き民間賃貸5万2,000戸、公共分譲24万3,000戸、合計118万8,000戸・出典 korea.kr・2026-09-21確認)住居安定プランの詳細計画
普遍型公共賃貸住宅は、中間所得層まで入居対象を広げる方針です。
供給目標と入居時期の違い
供給目標の全戸を、入居可能な新築マンションと捉えてはいけません。建設型の戸数は着工を基準に集計します。買い取り型には買い取り契約などが含まれます。チョンセ型賃貸は既存住宅を活用する方式です。
| 発表された数字 | 期間 | 意味 |
|---|---|---|
| 118万8,000戸 | 2026~2030年 | 着工・買い取り・契約の取り決め・契約などを含む供給目標 |
| 年平均約24万戸 | 2026~2030年 | 供給目標全体を年平均で示した数字 |
| 全国約15万戸 | 2026年第4四半期~2027年末 | 政府が別途示した入居予定戸数 |
| 首都圏約10万戸 | 2026年第4四半期~2027年末 | 入居予定戸数のうち首都圏の戸数 |
年平均約24万戸は、毎年その戸数に入居できるという意味ではありません。直近10年間の年平均16万戸との比較も、着工などの供給を基準としています。政府は、これを約50%増えた規模と説明しました。
近いうちに引っ越す必要がある場合は、個別の入居者募集公告で入居予定日を確認してください。2028年以降の入居予定戸数は、毎年、住居総合計画で発表する予定です。公式発表でも、供給目標と入居予定戸数は区別されています。国土交通部の政策説明
普遍型公共賃貸の入居基準
普遍型公共賃貸は、入居対象を中間所得層まで広げる新たな種類です。従来より高い所得・資産基準を設ける方針です。発表時点では、具体的な上限は検討中でした。
国土交通部「住居安定プラン」の詳細計画11ページには、次のように記されています。
入居対象、所得・資産などの入居基準、家賃体系および居住期間については、十分な意見聴取などを経て年内に発表
ここでの「年内」は、発表年である2026年を指します。基準中位所得の180~200%を、確定した基準として適用することはできません。特定の年収だけで入居できるかどうかを判断することも困難です。今後示される基準と実際の募集公告を併せて確認してください。
| 項目 | 2026年9月21日に発表された方針 | 追加で確認する内容 |
|---|---|---|
| 所得・資産 | 現行の公共賃貸より基準を引き上げる案を検討 | 世帯人数別の金額と算定方法 |
| 供給対象 | 満19~39歳の若者に50%以上を優先供給 | 優先供給の詳しい要件と選定方法 |
| 地域別の調整 | 若者への優先供給比率を最大70%まで調整可能 | 地域・事業別の適用比率 |
| 家賃 | 周辺の相場より低く設定する方針 | 保証金・月額家賃と所得別の調整基準 |
| 居住期間 | 基本6年、最大20年を想定 | 再契約と居住期間の延長条件 |
「普遍型」という名称は、無条件で入居できるという意味ではありません。発表では、住宅を所有していない実需者を対象とすると説明しています。最長の居住期間も、入居した時点で保証される期間と捉えないでください。
普遍型公共賃貸の面積と品質
普遍型公共賃貸では、立地に応じて異なる面積の住宅を供給する計画です。すべての住宅が専有面積85㎡で供給されるわけではありません。間取りや内装材を改善し、民間住宅並みの品質を目指します。
| 供給区分 | 発表された専有面積の方針 | 解釈する際の注意点 |
|---|---|---|
| 宅地 | 主に55~85㎡ | 団地ごとの住戸面積の構成を確認する必要あり |
| 都心部 | 主に40~60㎡ | 宅地の住宅とは面積の範囲が異なる |
| 単身の若者世帯 | 原則として30㎡以上 | 家賃が高い都心の中心部では30㎡未満も可能 |
間取りの改善方針には、3・4ベイ構造が含まれます。ベイは、住戸の前面に配置される空間の構成を表す言葉です。部屋が3~4室あるという意味ではありません。部屋数は、住戸タイプごとの間取り図で確認してください。
普遍型の供給目標は約19万戸と発表されました。詳細計画には建設型17万5,000戸が示されています。買い取り型は1万8,000戸です。両者を合わせると19万3,000戸で、全体の供給目標に含まれる戸数です。
所得と家賃についてよくある誤解
公共賃貸全体に一つの所得基準や家賃の比率を当てはめてはいけません。既存の制度も、種類や供給対象によって条件が異なります。普遍型の予想値を、現在適用されている規則のように扱わないでください。
| よくある解釈 | 正確に区別すべき内容 |
|---|---|
| 既存の公共賃貸はすべて中位所得150%以下 | 制度によって所得指標と基準が異なる |
| 月給や年収さえ条件に合えば入居できる | 公告で定める資産・住宅を所有していないことなど、ほかの要件も確認 |
| 普遍型の家賃は相場の70~80%に確定 | 発表では、相場より低く設定する方針を提示 |
| 既存の公共賃貸の家賃はすべて相場の30~50% | 種類や所得区分によって家賃体系が異なる |
| 約119万戸に普遍型約19万戸を追加 | 普遍型は全体計画に含まれる |
| 公共分譲は常に相場より20~30%安い | 実際の分譲価格と条件は事業別の公告で確認 |
基準中位所得と都市勤労者の月平均所得も、異なる指標です。同じ比率でも、基準となる金額が同じとは限りません。申請する際は、まず公告に記載された指標名を確認してください。