忙しいのに終えた仕事がないなら、まず完了させる成果物を1つ決めるとよいです。通常の連絡は確認するタイミングを分け、中断する前には再開メモを残してください。時間を確保しにくい業務なら、まず連絡のルールを調整してください。
時間と個数は実践例です。根拠は2009年と2018年の研究資料で確認してください。
忙しいのに終えた仕事がない理由
業務の間を頻繁に行き来すると、働いた時間に比べて成果物が少なくなることがあります。メッセージを確認した後は、元の作業の文脈をもう一度たどる必要があります。ただし、業務量そのものが多い場合や必要な資料がない場合も、仕事は滞ります。集中する習慣だけですべての遅れを説明することはできません。
注意残余とは、別の仕事に移っても前の仕事についての考えが残る現象です。Sophie Leroyの2009年の研究では、未完了の課題から注意を切り離すのは難しいと説明されています。研究では、その後の課題の遂行にも影響が見られました。2009年の注意残余研究
まず、作業が止まった理由を分けてください。
| 観察した状況 | 最初に確認する点 |
|---|---|
| 文書を書きながらメッセージの確認と検索を繰り返す | 作業の切り替え方と通知の確認方法 |
| 何から始めるべきか決められない | 今回の作業の完了基準 |
| 返答や資料を待っているため止まる | 他の人に依頼する事項 |
| 必要な作業量が確保した時間より多い | 業務範囲と優先順位 |
通常のメッセージは決めた時間に確認し、確保した集中時間で定めた成果物を仕上げましょう。
1. 完了させる成果物を1つ決める
計画には活動名ではなく、完了したかどうかを確認できる成果物を書いてください。「資料調査」とだけ書くと、どこで止めるべきか判断しにくくなります。比較項目と整理する形式を決めると、今回の作業の範囲が明確になります。数字は作業の大きさを決める例として活用してください。
| 曖昧な計画 | 完了基準がある計画 |
|---|---|
| 勉強する | 問題を3問解き、間違えた理由を書く |
| 資料調査 | 製品2つの違いを1ページにまとめる |
| 企画書の作成 | 企画が必要な理由を3文で書く |
| 発表の準備 | 聴衆に覚えてもらう重要な文を1つ決める |
タイムブロッキングとは、予定の時間枠に取り組む仕事を割り当てる方法です。たとえば、確保できる30分に成果物を1つ割り当ててください。30分はこの記事における適用例です。実際の時間は、業務や連絡対応の義務に合わせて決めてください。
- 今日進める必要がある仕事を選んでください。
- 確保できる時間枠を決めてください。
- その時間内に完了させる成果物を1行で書いてください。
- 終わったら、決めた成果物が残っているか確認してください。
2. 連絡を確認する時間を分ける
集中する時間帯は、通常の連絡を確認するタイミングをあらかじめ決めてください。すぐに返答する必要がある連絡は別に分けます。協業する相手には確認するタイミングを伝えておいてください。電話についても、例外とする相手と用途を決めておくとよいです。
- 集中する時間帯に後回しにできる通知を切ってください。
- 緊急連絡を受ける経路を決めてください。
- 通常のメッセージをいつ確認するか同僚に伝えてください。
- 作業に必要のないスマートフォンは手の届かない場所に置いてください。
- 集中する時間帯が終わったら、後回しにした連絡を確認してください。
同僚には「下書きの作成後に通常のメッセージを確認します」と伝えられます。続けて、急ぎの依頼を受ける経路を案内してください。予告せずに連絡を断つと、相手はいつ返答を得られるのか判断しにくくなります。連絡確認のルールは、実際の業務上の義務に合わせて決める必要があります。
文章を書いている間は、不要な検索画面も閉じておいてください。出典が必要な箇所には「統計の出典を確認する必要あり」のように記してください。ただし、その情報が文章の方向性を決める場合は、先に確認する必要があります。下書きに付けた事実確認の印は、提出前に対応してください。
3. 中断する前に再開メモを残す
再開メモには、次の作業を始める手がかりを書いてください。「企画書の続きを書く」だけでは、開始地点を見つけにくくなります。作業していた文書の末尾に残してもかまいません。別のアプリや書式は必要ありません。
- どこまで終えたか記録してください。
- まだ確認または決定する必要がある事項を書いてください。
- 戻ってきて最初にする行動を指定してください。
企画書なら、以下のように短く記録できます。
| メモ項目 | 記入例 |
|---|---|
| 進行状況 | 問題定義の段落の作成完了 |
| 未解決事項 | 顧客事例の根拠を確認する必要あり |
| 次の行動 | 事例資料を確認してから該当の段落を作成 |
読書にも同じ形式を適用できます。しおりに、次の章で確認する質問を書いてください。急ぎの依頼によってメモを残せなかった場合は、戻ってから最後に作業した箇所を探してください。その箇所で次の行動を1つ決めて始めてください。